Original Prusa MK4のスペックをQholiaと比較してみたよ

3Dプリンター

先日、Original Prusa MK4 Kitを公式サイトから購入しました。
ノズル交換を気軽にしたくてオートレベリングが付いている機種が欲しかったためです。
Qholiaは高精細出力向けに細いノズルのまま維持して、太いノズル用が別にあると便利です。
サイズが大きい感じがしており、特に大きなものを作る予定はないのでもっと小さい機種でも良かったかもしれません。

納品まで早くて1か月かかるので、それまであれこれ考えて過ごしたいと思います。

高性能、高精細だと思うQholiaとデータシート比較をしてみました。

Qholiaとは

Qholiaは久宝金属製作所が少量生産で作り出す3Dプリンターで、Z軸が強固かつ微細、回転式エクストルーダーなどの特徴を備えた製品です。詳細はホームページをご確認ください。

Original Prusa MK4とQholiaを比較

比較Original Prusa MK4Qholia(新基板Ver)
メーカーPrusa3D.com久宝金属製作所:クホリア
価格$1,099(約130千円)333千円(税抜)※2019年当時
発売日2023年3月29日2017年3月初旬
新基盤は2019年から
造形可能範囲(mm)250 * 210 * 220210 * 205 * 205
制御基板32bit xBuddy32bit
基板は時期で異なります
ステッピングモーター
ドライバモジュール
Trinamic 2130
1/256 μSteps
Z32、XY128、E256Step
最小移動単位N/A0.00125mm
Bed calibration自動、Mesh Bed Leveling手動
(レベリングは手動、計測点への移動などは自動で行うアシスト有り)
フィラメント経路PTFEチューブ不要PTFEチューブ有り
受入データ形式G-CodeG-Code
入力方法USB / LAN / Wi-Fi
PrusaConnectを経由してインターネットからもデータ受付可能
SDカード、USB、ネットワークケーブル(非推奨)
本体サイズ(mm)500 * 550 * 400W442*H450*D313
重さ7 kg12kg
エンクロージャ無し(別売オプション)外装あり
停電復帰有り無し
(停電からの再開は可能ですが100%の成功率ではない➡実体験そうでした。)
その他ノズルメンテナンスキット
別売:2,000円
使用可能素材PLA, PETG, ABS, ASA, Flex, HIPS, PA, PVA, PC, PP, CPE, PVB, NGEN, composites and morePLA、ABS、PETG、ナイロン、木質、その他260度以下で使用可能な樹脂。
データ生成ソフト(スライサー)PrusaSlicer自由に選択可能(kisslicerの用プリセットファイルを添付)
総評ステッピングモータードライバモジュールの潜在的な性能が高いことを高く評価したいと思います。
オートキャリブレーションが付いていることで、失敗の少ないストレスフリーで初心者向きだと思います。
Wi-Fiとインターネット経由が利用できるようなのですが、仕様確認時では利便性を特に感じませんでした。体験して考えが変わるかもしれません。
新基板バージョンの本体ボードのステッピングモータードライバは組み込まれていて見えませんでしたが搭載ボードの型番から調べたデータシートから1/32Stepssだろう推測します。最小移動単位が優れており、2023年3月現在も高性能機です。既に32Bitボードが搭載されていたことに驚きました。
引用Original Prusa https://www.prusa3d.com/product/original-prusa-mk4-2/
引用Qholia:http://q-ho.com/qholia/

PTFEチューブの機能について

3Dプリンターにおいて、PTFEチューブはいくつかの役割を果たします。主な機能は以下の通りです。

フィラメントのフィード

PTFEは、3Dプリンターのフィラメントフィーダーで使用されることがあります。フィラメントがPTFEチューブを通過する際に、その表面がスムーズであることによって、フィラメントが滑りやすくなり、フィードの効率が高くなります。

ホットエンドのスロート

PTFEは、ホットエンドのスロートと呼ばれる部分に使用されます。スロートは、ノズルと冷却ブロックの間に位置する部品で、フィラメントがノズルに到達する前に通過する狭いチューブです。PTFEは、熱伝導性が低く、高温になるノズルからフィラメントを保護するために使用されます。

ホットエンドのライナー

PTFEは、ホットエンド内部のライナーとしても使用されます。ライナーは、ホットエンドの内部に配置され、フィラメントが通過するパスを形成します。PTFEは、高温になるノズルからフィラメントを保護するだけでなく、フィラメントがスムーズに移動できるようにするためにも使用されます。

ノズルのスレッド

PTFEは、ノズルのスレッドにも使用されます。ノズルのスレッドにPTFEを巻くことで、ノズルとヒーターブロックの間に熱が伝わりにくくなり、ヒーターブロックからの熱がノズルに影響を与えるのを防ぐことができます。

以上が、3DプリンターにおいてPTFEが果たす主な役割です。

PTFEチューブのおかげでフィラメントをなめらかに送り出せるのですが、それが無い構造のOriginal Prusa MK4について、今後トラブルになることがないかを心配し、気になっています。利用者が増加し、一定期間経過することでこの点についての報告が上がってきてわかってくるのではないかなと思います。

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